重ね煮コラム

アトピーっ子のおやつに「果物」なら安心?


「朝のフルーツは金!」「添加物の果物なら大丈夫」

「身体に必要なビタミンC、酵素を摂らなくちゃ」「バナナは毎日あげても大丈夫」

「有機100%ジュースなら安心」

ちょっと前の私もそうでした。アトピーっ子にあげられるものがないから果物を欲しいだけ

たくさんあげていたんです。ですが、乳・卵・小麦の3大アレルゲンじゃないそこの果物こそ、

とても気を付けてほしいことがあるんです。

アトピーっ子、アレルギーっこは肌や粘膜の炎症に出る傾向が。

まず、アトピーっ子やアレルギーがあるお子さんは
胃腸が弱い傾向にあります。

のどがピリピリしたり、
唇がピリピリするというような
口腔内に現れることが多く、ひどい場合には
呼吸困難などアナフィキラシーのような命にかかわることも。

特に果物アレルギーになりやすい

りんご、桃、イチゴなどのバラ科の果物。
キウイ、マンゴーなどのうるし科の果物。

加えて今市場に出回っている果物は、とにかく甘い!

甘い果物は、品種改良を繰り返し、農薬もそれなりに沢山使っているのが現状。

甘い果物ほど陰性
身体を冷やします。

マンゴーやパイナップル、バナナなどは
南国で獲れる果物なので日本人の身体のバランスを崩してしまいます。

こどもにも多い花粉症も「果物」が原因

加えていうと、花粉症の方は
果物アレルギーを持っていることが多いです。

これは
花粉と果物のたんぱく質組成が
似ているためなのです!

アレルギーは免疫反応。
つまり、腸の環境と大きな関係があります。

果物に対してアレルギー反応が起きるのは、
これまで食べてきた果物の量が
消化能力を上回ってしまったせいなんです。

 

果物に多く含まれる果糖は、
体内で消化分解しきれないと腸内で発酵し、
腸内環境に悪い影響を与えてしまいます。

その結果、
花粉症、果物アレルギーだけではなく、
便秘、下痢、風邪を引きやすいなど
腸に司る免疫機能の低下を引き起こします。

「身体にいいもの」ではなく「身体に合うもの」選択すること。

果物がカラダにいい、悪いの判断ではなく、旬の果物を適量、日本で採れたものを頂くこと。

そして手ごろな価格で手に入るものが旬のものです。

カラダに馴染んだ食べ方を身につけていきましょう^^

 

かおり
果物は、毎日意識して摂るものではなく、嗜好品としての位置づけで楽しめると

いいですね^^

この記事を書いた人

遠藤香織  重ね煮アカデミー

重ね煮アカデミー® 遠藤香織

長女が重度のアトピーでボロボロのメンタルとカラダ。良いものを取り入れようと食のガチガチ思考に。情報迷子になりながらも‶食べたものでカラダはつくられる″を確信し、重ね煮のとりこになる。アトピーっ子のお母さんを笑顔にしたい一心で師範を志す。

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