前回は、子供の味覚が敏感であり、重ね煮すると
まあるい味になるから、野菜が苦手でも食べられるんだよ~と
お伝えしました。
今日は陰陽の話。
重ねる順番で何が変わるの?
どうして順番を守るの?
陰陽の重ねる順番によって味が変わる。
そのことを紐解いてみたいと思います。
重ね煮=東洋の自然観「陰陽」の考え方から確立されたもの
食材も、私たち人間の体も、自然界の一部である
という考え方が軸になっています。
例えば
太陽が陽ならば月が陰。
赤ちゃんが陽ならばお年寄りは陰。
陰陽の要素。
陰性のものは、カラダを冷やす=悪いもの。
だからとっちゃダメ、というのはあまりにも極端すぎます。
良い面も悪い面も両方持ち合わせているからこそ
成り立つ世界。
食材にも陰と陽という個性がある。
その個性があるから、
一つの鍋の中で【調和】され、
まあるくなり、それがおいしさになるのです。
コチラも参考に↓
重ね煮って何? 水が決め手の時短・簡単・美味しい 「重ね煮」 - 重ね煮LAB (kasaneni-lab.com)
食材の陰陽の特徴 【陽性】の食材
陽性の野菜は、地面の下にのびる特徴があります。
ごぼう、にんじんなどの根菜類が陽性です。
陽性は、カラダを温めてくれる特性があります。
食材の陰陽の特徴 【陰性】の食材
陰性の野菜は、太陽に向かって伸びる性質を
持っています。
夏野菜に多い、トマト、ナス、きゅうりなどが
代表的な陰性の野菜です。
陰性の野菜は、カラダを冷やす働きがあります。
暑い夏に、自然と旬のトマトやキュウリが
おいしい!と感じるのは汗で火照ったカラダを
冷やしてくれるからそう感じるのでしょうね。
重ねる順番を覚えよう!
重ね煮の法則(食材を重ねる順番)を守ると、
鍋の中で陰陽の対流が起き、おいしくなる
一番のポイントです^^
まず鍋の一番下に重ねる食材が「陰性」
⇩
上に伸びる力のある野菜を下に置く。
次に真ん中に重ねるのが陰陽の中間である
中庸(ちゅうよう)の芋類。
じゃがいも、さつまいも、里芋、かぼちゃ。
鍋の一番上に重ねるのが「陽性」
⇩
下に伸びる力のある陽性の野菜を上に置く。
と覚えてくださいね^^
「中庸」を目指すとカラダは整う
「中庸」は、シーソーでいう真ん中。
カラダの軸となるものです。
毎日何かしら一品でも陰陽バランスの取れた
ものをいただくことで、
アトピーっ子のカラダは自然と
整っていきます。
自然と整うってどういうことでしょうか?
それは、
無理して頑張ってアレも食べさせなくちゃ。
これは食べないと治らない!と
肩に力を入れなくてもいいからです^^
重ね煮なら、おいしいから毎日続けられる。
おいしいから毎日食べたくなるんです。
おいしいの詳しいヒミツはコチラから↓
料理が苦手なママこそ重ね煮、必ずおいしく作れるポイント③-みそ汁-【レシピ付】 - 重ね煮LAB (kasaneni-lab.com)
重ねる順番で味が変わる。
不思議ですね(笑)
これは作った人にしか
わからない!
味わった人にしか
わからないところがあります。
まずは順番通りに味噌汁から
重ねて作ってみてくださいね^^