重ね煮コラム

【口中調味】=三角食べがアトピーっ子に言いワケ

 

前回のコラムでは、

単品食べは
アトピーっ子のカラダに
ストレートに吸収される。

単品で摂りすぎた時に
カラダ過剰反応を引き起こし、
アレルギーに繋がる可能性が大きい

 

ここをお話ししましたね^^

では、どのようにして食べたらいいのか
アトピーっ子におススメの食べ方を
ご紹介したいと思います。

 

【口中調味】という食べ方のススメ

口中調味という言葉、聞いたことはありますか?

口中調味=口の中で調味する食べ方のことです。
別名これを『三角食べ』とも言いますね。

ごはんと味噌汁とおかず類を交互に食べ、
口の中でゆっくり混ぜ合わせて味わう。

 

アトピーっ子にとってバランスのいい食べ方なんです。

毎日の食卓の中心は、三角食べをすることで
箸休めをしながら、よく噛むことで唾液を出す。

胃に行く前に消化しやすいカタチで食べると、
胃腸が丈夫でないアトピーっ子は、
カラダが自然と整いやすいのです。

でもこの食べ方が難しくなっているんです。

それは食の歴史背景にあります。

 

しかし戦後の洋風化から、○○だけ食べる、好きなものを
好きな量だけ食べる、という食べ方に変わりました。

ビュッフェスタイルや食べ放題なんかもそうですね。

おかずだけ先に全部食べてしまって、
ごはんが残る。
白いごはんじゃ物足りないから
ふりかけをかけないと食べられない。
味付けのりやが食卓に常にあがっている状態。

これでは栄養バランスが偏りますよね?

 

日本の伝統食は最強!

私たち日本人が、昔から普通に根付いていた食べ方は、

ごはんと味噌汁、煮物や焼き物に、
旬野菜の和え物や漬物が本来の食卓にあがるもの。

汁物で最初に喉を潤し、次にごはん、おかず、
汁物に戻る。
というバランスの良い食べ方をしてきました。

なぜアトピーっ子にとって、
バランスがいいのでしょうか?

アトピーっ子に最適な食べ方4つのヒミツ


➀噛む回数が増える

➁早く満腹感を感じられる
➂食べ過ぎ防止
➃塩分・脂質の摂りすぎを防ぐ

口中調味すると、
おかずの塩気と一緒にごはんを
食べることで、適度な塩分量を摂取できるんです。

 

いかがでしたか?

私たち日本人ならではの伝統食は奥が深い。
先人たちの知恵に感謝です。

この記事を書いた人

遠藤香織  重ね煮アカデミー

重ね煮アカデミー® 遠藤香織

長女が重度のアトピーでボロボロのメンタルとカラダ。良いものを取り入れようと食のガチガチ思考に。情報迷子になりながらも‶食べたものでカラダはつくられる″を確信し、重ね煮のとりこになる。アトピーっ子のお母さんを笑顔にしたい一心で師範を志す。

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